犬のクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
クッシングとは
副腎皮質ホルモンが過剰に分泌され、様々な症状が起こる症候群。
犬のクッシング症候群の症状
- 多飲多尿
- 食欲増進
- 体重の低下
- 全体的に毛が薄くなる。
- 左右対称に毛が抜ける。
- お腹が膨れる。
- 無気力、動きたがらない。
- 皮膚が薄くなったり、黒ずんだり脂っぽくなる。
- 糖尿病、甲状腺機能低下症を併発することがある。
犬のクッシング症候群の診断
- 血液検査(ACTH刺激試験)
- エコー...副腎
- CT、MRI...脳下垂体
犬のクッシング症候群の原因
₁.下垂体クッシング
脳下垂体に腫瘍ができ、副腎皮質を刺激するホルモン(ACTH)が多量に作られ、
副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が多量に作られる。(約80%)
₂. 副腎腫瘍性クッシング
副腎皮質に腫瘍ができ、副腎皮質を刺激するホルモン(ACTH)が多量に作られ、
副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が多量に作られる。(約20%)
₃. 医原性クッシング
副腎皮質ホルモン(ステロイド)の過剰摂取や、
長期間摂取で突然ストップした結果,副作用で起きる。
犬のクッシング症候群の治療
- ・内科療法
- 飲み薬
- トリロスタン
- OPDDD
- 飲み薬
- ・外科療法
- ・血液検査
- 数週間~数か月毎
犬のクッシング症候群の予防
- 予防法はありません。
- 早期発見、早期治療が大切です。
- 気になる症状がある時は診察を受けるようにしましょう!